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学びの構図

まず、上図をご覧下さい。

学びの構図として示しました。

現在、教育界では、この中の最上部「各教科」にのみ傾注する傾向があります。

「各教科」とは国語・算数・理科・社会・・・・といったような区分ですが

当然、自然界はこのような区分をしていません。歴史も科学も抱き込んで同時進行しています。

これは専門性を確立するためには、必要な事態ですが、生活への転換という意味では

個のレベルでそれぞれを整合解釈する要・力量が出てきます。

そうしなければ、それぞれのパーツの知識がリンクすることなく

学問のための学問・試験のための学び

になってしまいます。

それを統合する力というものが、言うまでもなくその下部3構造にあります。

現在、この指導が、ゴッソリと欠け落ちてしまっているのです。

結局、

 

・ペーパー試験の点数にのみ、一喜一憂し

・命の尊厳・人とは何かが把捉できないから、安易に人を殺す、自殺する(下層・人生観)

・エネルギーのアプローチがないから、安易に鬱状態・不登校に陥る(中層・意欲)

・スキル指導をしないから、脳力開発が稚拙で、無駄な学習スタイルに陥る(上層・スキル)

等々です。ですから、

以上の学びの階層構図を、

「動・静・流」の3態と体系的に指導プログラムにセットする必要があるのです。

そうすることによって始めて、子供達は「与えられた問題をのみ解く能力」から

「自ら問題を見つけだし、遡及・究明する力」をつける事が可能となるのです。

 

具体的には他項にて詳述していきたいと思いますが、

ここでは、以上の全体構図をご理解頂きたいと思います。

 

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