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スパイラル(螺旋)運動は生命現象

安部浩之作品No,2007.4.16

                                   文.Phot,Kohsi

地上界には様々な形がありますが、あらゆる形は、スパイラル(螺旋) 運動により成立しています。

下図をご覧下さい。

このように、自然界では、

・貝殻の形成・植物のツルの右回転スパイラル生長、また

・台風や竜巻といった、空気の流れ、

・栓を抜いて水が抜かれる際の渦巻き

など様々です。

卵のように一見、螺旋とは無関係なような形でも、始点から終点に向かって螺旋回転しながら形を成形します。

(※ 証例として中国では螺旋形の鶏卵が発見されています。ココ

つまり、「形」とは、運動形態・運動奇跡と言う方も出来ます。

つまり、形に宿る力とは、「うねりの軌跡」ともいえます。

 

スパイラル運動は

・マクロには宇宙生成の姿・銀河の動きから始まり、

・ミクロにはDNAの右巻螺旋構造・電子の動き・神経繊維の伸長などがあります。

Macro    Micro 

 

また、物質界のみならず精神世界もこの運動を基本としています。

だからこそ、万象の共鳴震動という現象が、物心を通じて成立するのです。

ここで大切なのは、螺旋 運動が成立するためには、「中心軸・中心点」がある、ということです。

この中心軸こそ、他項参天(3点)の法則で提示した「杖点」となっているのです。

例えば、朝顔のツルは右回転螺旋を描きますが、必ず中心棒を定めることでツルが巻き付き、

上昇スパイラルを描くようになります。別の見方をすると、

この宇宙空間では、

・中心点のあるところには回転運動が生じ、

・中心軸のあるところには、スパイラル回転 が生じる

ということです。

逆に表現をすると、

中心性のないものは「進化のスパイラルシステム」が作動しない。

ということになります。我々の生活に中心性が必要な理由はここにあります。

 

ですから、生活面においては、家庭に、職場に、国家にと「中心性」が必要なのです。

・生活空間(部屋・家・庭)にも中心性を定めることで気のスパイラル運動が発生し安定波長となるのです。

(詳しくは他項「中心性が開運の要(かなめ)」参照のこと)

(中心軸設置からの設計など参照下さい。ココ

 

「右回転、左回転」

さて、スパイラルとは回転ですから、当然、右回転・左回転の2種が生じます。また、求心性・遠心性が生じます。

右回転・左回転の陰陽バランスは以下の通りです。

右回転→求心力・陽・集中・天の気・吸気・南半球の台風回転

     (地面より上に伸びる茎・葉は遠心性により形態が広がっていく)

左回転→遠心力・陰・拡散・地の気・呼気・北半球の台風回転

     (地面より下に伸びる根菜類などは求心性により先が細くなる)

※一説には右回転が正・左回転が邪というような解釈をする説がありますが、それは誤りです。正邪の問題ではありません。陰陽バランスの関係です。

スパイラル運動の効果・特徴をまとめると

  ・高度なエネルギー増幅効果がある

(例:電磁コイル・スパイラルアンテナ・波動転写装置など)

  ・創出の基本波長である

  ・螺旋は生命原理である

  ・思念はスパイラル状に伸長する

ただし、このスパイラル運動は、「浄・不浄」とは別問題であり、生活の中に取り込むにも、

その取り込み方を最も慎重にしなければならないといえます。

つまり、

愛念とスパイラル運動

とが一体化するとき、最もエネルギー値の高い創造効果を生む のです。

 

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