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文Phot,Kohsi
既に基礎理論として紹介した、参天蟻道の法則は脳の世界においてもピタリとあてはまります。
まず以下をご覧下さい。
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これまで、
・右脳は知覚・完成などビジュアル性の高いもの・・・
・左脳は思考・論理など活字性の高いもの・・・
というように大分類され、
また、
・間脳は内分泌系や自律神経系に関与し、情報伝達するもの・・・
・海馬は短期記憶に関する働き・・・
という風に各所で表現されてきました。
大切な点は、それぞれは、互いに情報交換しながらバランスを取り脳全体を形成しているということです。
その位置関係は上図の通り、
大まかに言えば、
右脳・左脳が定点であり。松果体が杖点(じょうてん)に相当し、
大きくはこの3点構造で脳は機能しているのです。
さらに、詳述すると、この空間3点が時間の3層(3点)構造
(脳幹・大脳辺縁系・大脳新皮質)と合流し、フラクタグル的に形成されているのです。
つまり、縦にも横にも、脳は参天構造によって成り立っているということです。
ですから、
左脳をまるごと切除してしまった場合、一時的に言語機能・思考機能などがストップします。
しかし、丁寧なリハビリを実施することで、右脳の中に左脳的役割を果たす部位が発生し、
回復に向かいます。
これはどういうことかと言いますと、結局、左脳の中にも右脳の因子情報があり、左脳の中にも右脳の
因子情報があるということです。
よって、左脳切除という緊急事態が脳内で発生した場合、フル稼働で3点構造を形成すべく役割分担
しはじめる訳です。
なぜか、この3点構造がヒトを正常に稼働させるということを、細胞の1つ1つが何よりも理解している
からです。
これは、あたかも「働き蟻のうち何割かはさぼっている。そのまじめな働き蟻ばかり集めると、やはり
何割かか必ずさぼる」(※注1)
という報告に通じるものがあります。
では、
どうして参天構造をもって脳が成立しているのでしょうか?
これこそが究極の課題として問われなければなりません。
先に触れた「波立の法則」を転用すれば解答は導かれます。つまり、
「異質なものをすり合わせ連携させる」ことが、
「地球の基本定理」ですから「愛」そのものである杖点を中心に、
他の2点をあえて異質化・対局化して3点ネットワークを組ませるように生命現象が組まれている
ということです。
そのように役割分担することで
1つには、専用機関として、個々の純度を高めることが可能になるのです。
2つには、異質のネットワークスタイルを取れる、ということです。
結果
異質が混在できるシステム構造に仕組まれているのです。
だから、現実生活において
「手分けする」
という現象が発生するのです。
因みに、原子と参天構造とは以下のようになっています。
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最後に、脳は内蔵とシンクロしており、
脳の「松果体」と臓器の「盲腸」とは相似の関係にあります。
「松果体」は間脳から、「盲腸」は腸から、共に突起物のように出ている小さい部分ですが
宇宙エネルギーをキャッチする重要な箇所でもあります。
ここで最も高い周波帯域のエネルギーを受け→醸成し、
全身に情報伝達する役割を果たすという総指揮的役割を有しています。
松果体
松果体は左脳・右脳の杖、杖点となり、バランスを取る
決して、己の・・・というエゴに満ちた脳力開発をしようとはしない。
あるがまま
ただ、在る
ただ、光を感じるだけ
やわらかで、あたたかい、おだやかな光
それを、個々に応じて醸成し全身へ情報伝達する。
「感じる」は「包まれる」に変わり、「そのもの」となる。
光そのもの
愛という言葉さえいらない世界
そして
ゆるやかに、消えていく存在・・・・・
※注1
北海道大大学院長谷川英祐助手らの実験では逆の結果が出ている。これについては今後、より広範なデータをもとに調査の要あり。
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