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Message from SHINKAI 2 | |
心の乱れを 「なぜ? どこから? どうして?」 と、妥協することなく、また、たゆむことなく さかのぼっていくと そこには、必ず 嫉妬 という性根が横たわっている。 ここを見逃してはならない。
「人は神の子なり」としつつも 魔界の性根をえぐることはなかった。
「無明」とし、さらに、その「無明」は 渇愛(タンハー:tanhâ)に依るとしながらも、 タンハーを掘り起こしはしなかった。
ただ、仏教は暗示に満ちていた。 渇愛 愛に渇(かわ)く 天は何人の上にも平等に愛を注いだ それを「慈悲」といった。 にもかかわらず 「愛に渇く」とは?・・・・ この錯覚が嫉妬を産み出したのだ。 全ての不孝を徹底してさかのぼるといい、 そこには必ず 嫉妬 が横たわっている。 心しておくがいい 嫉妬を超克するのは 日々日常の「当たり前」に感謝する以外に 人の道はないのだと。 他のなにものも手段としてはならないのだと。
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