上図の通りです。

　　【 濾過方式 】

　　まず、浄水場の濾過方式については、戦前までは、ヨーロッパの技術の影響を受け、上水道のほとんどが

　　緩速濾過法を採用していました。これは細かい径の砂層（濾層）を１日３〜６メートルとごく遅い速度で濾過

　　するもので、微生物の力を借りて浄水していました。

　　戦後になると、様々な事情で、狭い敷地で大量の水を処理できる急速濾過法（上図）が採用されるようにな

　　りました。

　　【 薬　品 】

　　浄水場では、その時々の原水の水質状況を見ながら、薬品注入を行っています。

　　例えば、原水にマンガンなどの還元性の物質、アンモニア性窒素、有機物などが高濃度になった場合には、

　　塩素注入率を通常よりも多くします。

　　特に、合成洗剤などの濃度が高い場合は、通常以上の薬品を注入します。