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賞罰・報酬の次に来るものは・・・

安部浩之作品No,070523

                           文Phot,Kohsi

一般に、子育てにおいても、人材育成においても

「叱る」から「ほめる」の流れが主流となっています。

これは

長所を伸ばすとバランス調整される

褒(ほ)めて、褒めさせ。褒めたを褒める

でも記した通りですが、大切な事は、1章で示した通り、「地球が混在の状態」で今がある。

と言うことであり、二元性を認め、主従を明確化し、次元上昇すると言うことです。

下図をご覧下さい。

叱る・罰則を強化すると、そこに「萎縮・憎しみ」という現象が生まれます。

そして、その現象は規律・権利へと流れます。

一方

褒める・賞するを強化すると、そこに「喜び・歓喜」という現象が生まれます。

そして、その現象は自由・義務へと流れます。

過去、教育界がこの2局を右往左往してきたのです。

なぜなら、褒めるに徹すると、最終的に「わがまま」になり

これじゃヤバイと、今度は罰則を厳しくする、そうすると今度は「自主を欠き、他力になる」

そこでまた、最初に戻って繰り返す、という具合です。

なぜそうなったのかというと、

    ・文科省の担当が、その時々にのみ対処し長期スパンで見なかった事、

           ・教育学者が、混在の地球実態と、二元と主従の力相構図を見極められなかった事

・新機軸の教育論が一極集中型教育スタイルに適合しなかった事

などが上げれます。

だから教育史自体が輪廻を繰り返して来たのです。

ですから、「褒める」と「叱る」は比率の上にこそ、成立しなければならないのです。

その比は、万象の法則比率(海と陸の比率など)の通り、

褒める:叱る=7.6:2.4

です。この時はじめて上昇気流が生まれるのです。

そして、人類はこの域から、さらに次のステージへ教育を進めなければなりません。

それが、先の項でも触れた、条件なしの導きになるのです。

条件なしの導きというのは、解りづらいかもしれませんが、

極端な例で言えば、子供が計算問題に取り組もうとしていて

「これが解けなかったら、叩く」・・・(上図中@)

「これが解けたらDS買ってあげる」・・・(上図中A)

というのが条件つきです。一方

「これ解けるかなぁ〜」・・・(上図中B)

というのが条件なしです。

わかりますよね、解けようが、解けまいが、そこには罰則も賞賛もない

だけど、解くことに楽しみ・生き甲斐を実感し、

解けたとき、自身で克服感を実感し、充足する(比較なし)。

この世界です。

この世界から協同・協調の精神が生まれ、創造の気に導くのです。

そして、この感性を最も育みやすいのが

自然観察

なのです。

なぜ「自然観察か」?

なぜなら、自然界は全て条件なしで、常に相関・連鎖しながら稼働しているからです。

最高の教科書がそこにあるのです。

これは、学生であれ企業人であれ

人として必ず通過してほしいポイントでもあるのです。

 

では、具体的にどのように「自然観察」するのが良いのか

別項にて、事例をいくつか紹介したいと思います。

 

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