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カタチにやどる力

安部浩之作品No,070411
文/Phot,Kohsi

音・言葉の響きに応じて「言霊(コトダマ)」というものがあるように、

 カタチには、それだけで力を宿すようになっています。よって「形霊(カタダマ)」といういい方もできます。

言葉の一語一語、音の一音一音に命がありエネルギーが宿るように、

形の一形一形にも命がありエネルギーが宿っている

ということです。

しかし、形霊についてのテキストというものが過去にある訳ではありません。

(あえて点在する言霊思想を取り込んだ人物としては、出口王仁三郎氏 )

むしろ、日本人は、この発想を学問とせずに、生活の中に散在する形で封じてきています。

それは、世界でも類い希な事象です。

それは例えば、

・ 円錐エネルギーを盛り塩や門松・鏡餅に込め、

・ 図形エネルギーを護符に封じ、

・ もっと身近には、文字という形にも形霊が封じ込まれています。

例えば、ひらがなは、漢字・英語・フランス語・ドイツ後等々に比べ、

スパイラル(回転)波長を持つように形成されています。

「ゆ・う・あ・の・ぬ・・・・」

どうです?、

言葉の意味を考えずに形だけを見て下さい。これだけ曲線美を持った形が世界にありますか?

曲線は、形態の中でも極めてバイブレーションの高い形ですから

必然的に高品位な形態を有しているといえます。

つまり、日本は「言霊の幸ふ国」であると同時に

「形霊(かただま)の幸ふ国」

でもあるのです。

ここで大切なことは、その形霊を理論や思想として確立した訳ではなく感性の世界として

生活に根付かせたということです。

実はそここそが、抜きんでた点なのです。

例えば、黄金比転用として有名な

葛飾北斎が描いた「富嶽三十六景」の中の「神奈川沖浪裏」に黄金矩形に沿う螺旋が描かれています。

また、古くはパルテノン神殿の縦横比率が黄金比(実際には黄金比ではありません)として言われていますが

では北斎が絵を描く前に定規でその構成を意図的に作図したか?

パルテノン神殿の設計図面の段階で黄金比を意図して図面を描いたのか?

というと、そのようなデータは一切残っていません。

ということは、感性にしたがって描いたら結果として、黄金比なり白銀比になっていた。

ということです。

感性豊かであれば、必然として宇宙の調和する形や色を無意識の内に描き、

さらに、宇宙法則の鉄則でもあるランダム性(不規則性)をも網羅している。

という抜群の感性がそこにあるのです。

それが人間の本来の感性だということです。

だから、まず自然現象をよく見る、草花をよく見る、そしてその通りに描いてみる(学び)

次ぎのステップとして、さらに、そこに思いを込めて描いてみる(創造力)

となるのです。

だから芸術は人間の行動の中でも高いレベルとして位置づけられるのです。

 

私がマークを作成する際も、ごく基本的な法則性をベースにはしますが

最後は感性で、かならずランダム性をそこに付与するのです。

すると、一気に図形のバイブレーション値が高まるのです。

 

いずれにしても、芸術の入口は自然をよく見ることです。

そこには手本となる法則性が、高い完成度で既に網羅されているからです。

 

自然の形にこそ「妙(たえ)」なる世界が横たわっています。

 

 

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