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長所を伸ばすとバランス調整される

  

安部浩之作品No,070426                                               文Phot,Kohsi

 

・地球は異質なものが触れあえる唯一の空間

・木材や石材、貝類、虫、鳥なども多品種の混在で成り立っている

と別項にて記しました。

だからこそ人に得手・不得手という現象が生まれています。

人は、その得手の部分を生かし、社会の役に立たせ、横の手を繋ぐことで、

初めて、トータルな創造性・上昇に直結するようになっています。

例えば、

身近な例でいえば、

「うちの子供は、はずかしがりやで、声が小さくて・・・・」

ということで、親が

「声が小さいっ ! 大きい声で話しなさいっ !」

と叱責する訳です。

ほどほどの忠告は「気づき」を与えますが、度を超すと

逆にそのことがプレッシャーになる場合が多いのです。

プレッシャーになると、緊張し、おびえ・・・

いよいよ大きな声でしゃべれなくなります。

仮に、大きな声を出しても、

・うわずった落ち着きのない声、

・声は大きいのに、作られた自信のない響き

になってしまうのです。

親がこういう流れをつくってはいけません。

では、どうすればいいのか?

というと

欠点を修正するという視点ではなく、

「長所を伸ばす」ということに気を注ぐのです。

ほんのささいな事で構いません。

「○○くんは、とっても姿勢がいいね。スゴイねっ」

「○○くんの目は、字を読むのがうまいね」

でいいのです。これで、この子に自信がつきます。

自信がつくと、声も自然と大きくなります。

しかも、その子にふさわしいウェーブを持った音色になるのです。

この音色が、社会に出て、その人にしかない説得力や指導力につながります。

これは、家庭における子育てだけではありません。

職場でも同様です。

かつて、「専門バカになるな」とばかりに

・技術者に経理経験をさせ、豊富な体験をさせたり

・経理担当に現場営業をさせ、理解を深めさせたり

という経営手法がありましたが、それは経営層に特に求められる資質で

それを全社員に求めるのは無理があります。

一過性の経験に止めるべきで、あくまでも適材適所が理想です。

親も上司も、ややもすると万事に完全を求め

欠点を叱責し、完全円満を求めようとするのです。

違います。

個の完全円満ということは本来、ない !

のです。

キリスト・釈迦・老子・聖徳太子・・・・

と世の聖人君子といえど、それぞれの役割を担い

気の流れが違います。

個の長所をさらに伸ばし、生かして・・

全体としてサークルになることでしか、人類は上昇できないのです。

言葉を変えれば

長所を伸ばすことで、

その人の天命に添った、気の流れ(カタチ)になる

ということです。これでいいのです。

現代教育・心療カウンセリング・各種セラピーが、

ここを間違えているので全てがおかしくなっているのです。

世の指導的立場に立つ人、また立つ場合は、重々このことを理解しなければなりません。

 

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