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対極が擦(す)りあうと高次元化する その感覚が、進路指導の極意である
文Phot,Kohsi 「学び」によって人は、生命現象の高次元化を可能にします。 なぜばらば、この講座のテーマでもある「異質の混在」を最も可能にするのが 「学び」そのものだと言えるからです。
どちらかというと芸術家肌であり、そういう過去の因子を持つ女の子Aちゃん(8歳)は 両親から健康づくり・・・が大事とばかりに バトンをはじめるようになりました。 最初はなかなか思うようにバトンが扱えませんでしたが 時間をかけて、少しづつ一通りの基礎動作を1年かけてマスターした頃 早くも、彼女の芸術性がそこに現れるようになりました。 まず、衣装とバトン動作の美の追究にはじまり、 基本動作の美しい手先の動かし方 流動的な体の回転のさせ方 など、彼女の本来持ち合わせていた芸術性がそこに表出するようになったのです。 まさに異質なものを組合せ創造する技術です。 当然、大会では次々と高い評価を受け、高成績を収めるようになりました。 今ではバトンの新機軸と評価され、バトンを芸術の域に高め、多くの人に伝播する力を創造しました。
また 体育系のB君(小1)は算数が大嫌い しかし、唯一、持ち前の忍耐力で自分のペースで足し算・引き算・・・ と1つ1つをマスターするうちに運動能力も並行して上がってきました。
このような例は沢山あります。 つまり、テレビでも良くやっているように 「あなたの前世はプロの彫刻家だったんですよ」 とばかりに、過去がそうだったから、 今世でも、そのように彫刻家になるというのは、間違いではありませんが、早計だということです。 むしろ、 対極の事をすることで、核心に近くなる と考えるのが正常な人生へと導きます。 なぜなら、対極の事に係わると、そこに負荷がかかり、努力を余儀なくするからであり、 そのことが その人に与えられた天命を全うし、影響力を育むからです。
例えば、私の友人で、四六時中パソコンにらみ合っているデザイナーのTさんがいます。 その人がオフの日には何をしているかというと 休む暇もないほどに農園で農作業に没頭しています。 するとやはりその感性がデザインにイキイキと生きづいている。 おなじく、科学出身でデジタルオールマイティのAさんは、 日常は、家族と一緒に自然体験や伝統芸能に没頭している。 すると彼がつくるWEBサイトなどは、こんな具合です。 ココ(クリックしてみて下さい) まさに、全ての装飾を取り外し、核心を追求し、 核心的なマトを得た作品が出てくる訳です。
このように、地球上では、様々なパーツが存在し、 対極の「学び」環境 に満ち足りており、 人と環境は、見事なシチュエーションで絶妙に設定されているのです。 ですから 今、あなたの周りにいる人や、またその人の趣味などは やはり、意味あって、あなたに係わっているということです。 とすれば?そうです。 もっとどん欲に、色んな事に興味をもって、話しをよく聞く、時としてチャレンジしてみる。 ということです。また、子供にも、多少 「才能ないかな?」 と思っても 最後まで忍耐強く頑張るよう誘導してあげる。というのが正しいのです。 必要な対極はすでにある。そういう風に出来ています。 あらためて、あたなの周りの人や、その人の趣味などを見つめ直してみて下さい。 きっとあるはずです。 もっともフィットする対極が・・・ そして、その感覚こそが、進路指導の極意になるのです。
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