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花の色は色素細胞と光のバランス
地球上でもっとも色あでやかなもの それは、何と言っても「花」です。 そこには、「ない色はない」、とさえ言われています。 では、花はどうやって色を表現しているのでしょうか? 下図をご覧下さい。 簡単に言えば、色の細胞が集合して、そこに光があたり、人間の視覚に、その色として映じている ということです。
成分の上から言えば、 アントシアン類が赤や青、カロチン類がオレンジ色や濃い黄色、フラボン類がうすい黄色 というような色相として現れます。 興味深いのは白と黒です。白の細胞・黒の細胞がある訳ではありません。 上図の通り、白とは細胞内の空気が光に反射して白に見えるのであり 黒とは細胞表面の凸凹からくる影が黒く見えたり、また光が透過しないために黒に見えているのです。 つまり、色とは光の反射による表現系だといえるでしょう。 この自然法則をつぶさに知ると、私たちの色づかいの面で様々なヒントがあります。 例えば下図ですが、
このように 自然界は細胞を集めて色を形成している訳ですから、同様の様式で色を創るのです。 ・個は外が濃く、内が薄いグラデーション粒を作成・使用 ・ランダム性も含め、定律の細胞群を組み合わせる(フラクタル原理) ※ フラクタル原理については別項にて解説 が自然の色構造の特徴ですから単に赤といっても、こういう手順で赤を形成する訳です。 いわゆる上図下段ですが、このように自然界を見習って作成された赤は、 同じベタ塗りの赤に比べて以下の特徴を有することになります。
・波長立が強い ・同調率・共鳴力が高まる ・色に深みが生まれ、目にやさしい ・視神経からニューロン系を調律する ・因果が巡る(因果巡ると、運気が巡り、調整の方向に向かう) 等々 です。
以上は、環境免疫学理論の一例ですが、 このように、我々が地球から生まれた人間である以上、 地球はどうやって色を表現しているのか理解し、生かす これが地上に生きる私たちの学び・スタディであり。 自然界は、それを望んでいるのです。
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