Top 人の幸せを祈る
 

全ての人は長所(使命)を持って命を頂いている  
 

安部浩之作品No,070613
                                      文・Phot,kohsi

 

「自分が嫌い」という人がいます。

その発想は全て、自分と他の比較から発生しています。

大半の人が、何かと己を比較しているのです。

他人の収入や、他人の家や、他人の車や、他人の風貌や・・・・

そして、他人を基準にして自分がどうかで、安易に幸・不幸を決しているのです。

 

以前、心療内科で御世話になっている躁鬱病だという30代の女性から、相談がありました。

丁寧に話しを聴くうちに、その発端が解りました。

数年前に、妹の夫の収入が現 夫の倍以上あるのを知った姉は、

それ以来、妹のみならず、今の夫に腹が立ってしかたない・・・のだと

私は貧乏くじを引いた・・・のだと

私は不幸の最中(さなか)にいる・・・のだと

「高収入=幸せ」という短絡(たんらく)な発想の上に、比較するという条件が重なり

彼女の精神は、毎日、パニック状態になっているのです。

 

そこで、彼女をよくよく鑑定すると

彼女には、比類ない「分析力と聡明さ」を有した人でした。

そこで、その内容を、「こんなに素晴らしい、輝かんばかりのあなた自身なんだ」と、

3回に亘って具体的に説明すると、彼女自身、学生時代の成績など

いろいろと思い当たる節があるらしく

そのメッセージは、ストンと彼女の心に入っていったのです。

そこで、その能力をもって社会に貢献する、家庭に役立てる、子供に接する・・・

それが出来たら、もうそれは収入どころじゃない、

それは即ち、生き甲斐であり、命の躍動であり、素晴らしい見本になる。

私が語るほどに、彼女に苦笑いや笑顔が見え始めたのです。

私は、一切、精神的分析をせずに「長所」を伝えただけです。

しかし、

わずか5ヶ月で彼女は、晴れやかに躁鬱を脱したのです。

その間、彼女は、その類い希(まれ)な「知力」と「分析力」を子供の学習指導に費やし、

ついに、地域で有名な学習塾を経営するまでになり、結果として収入もアップしたのです。

 

人は皆、浅はかな比較を超え、かけがえのない長所を持って、「命」を頂いているのです。

そこを見つめ役割を実感することで、

不思議と、「お金だけ」や「比較の世界」が薄くなっていくのです。

だから、何人(なんびと)も、もれなく輝いているのです。

間違いありません。でなければ「命」を頂いていません。

これが天地の法則です。

だからこそ、あなたは、もっと、もっと自分の輝きを見つめてください。

そして、自分が、イヤだっ・・・嫌いだっ・・・

という人がいたら、「なぜ?なぜ?」と追求・分析するのではなく、

まずは、あなたの感じた、その人の輝きを、愛情を持ってイッパイ・イッパイ伝えてあげてください。

それは、どんな精神科医よりもスゴい、カウンセリングに違いないのです。

こうやって、「幸せ」の種をまき散らして下さい。

その種は、必ず、実って花となり、あなたを喜ばすに違いないのです。

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