|   今、各種の心理療法やイメージトレーニングが盛んです。 例えば、 ある成功プログラムでは、「金儲け」をイメージトレーニングに利用し、 ある密教系宗教団体では、学生が記憶力増強と密教修法を行っています。 また、あるセミナーでは、なりたい自分を紙に書かせ、 人生プランを立てさせ、同じく心理トレーニングを行っています。   そこには、人間の欲望が主体でそれを満たすための手法として 当然のように、イメージトレーニングが利用されているのです。   では、それらのトレーニングは、天地の理にかなっているのでしょうか? また、その人の欲望は、そもそも、その人を活かす欲望なのでしょうか? 本当に、人の幸せを約束するもでしょうか? もしかしたら、それは単なる個人のエゴだけなのかもしれません。 ここを充分見極めて欲しいのです。 でなければ、そのトレーニングは逆に「エゴトレーニング」になってしまうのです。 エゴの増幅は、即効的、破壊的という性質があります。 だから、高額なトレーニング教材を買っても、ほとんど、そのようにならない。 それだけではなく、他項でも触れたとおり、脳は臓器の中でも、唯一、発信機能を有していますから その想念波動が他へ伝播するということです。ですから、自他ともに破壊的念波を創出してしまうのです。 大切な事は イメージトレーニング自体が良い悪いではなく、 それを利用する人の「欲望」の問題だという事です。 欲望にも「良い欲望」と「悪い欲望」がある ということを充分理解して欲しいのです。 簡単に見極めるための特徴を記します。 悪い欲望とは、自己の喜びに徹する・一方向・短期的・破壊的・直線思考・対立的 良い欲望とは、自他の喜びに徹する・双方向・長期的・創造的・循環思考・親和的  というような特徴があります。ぜひ、1つの判断基準にして欲しいと思います。   イメージトレーニングという「祈り」   イメージトレーニング自体は、生活の中でも、とても大切な要素です。 世の成功者といわれる人は、実は天性的に、この意識の流れを、自然な姿で創り出しています。 それだけに、皆さんも、日常生活の中で根付かせて欲しいのです。 ですから、最初はやはりトレーニングとしての取り組みが必要であり、そのテクニックがあるという事です。   1つには、最初に、より全的・地球的な願いを込める 1つには、それを実現するために、個としての長所を活かす そのようにイメージする、ということです。   例えば、「金があれば、何でも出来る、よしっ!!」 と いきなり、大金を手にしている自分・高級車に乗り豪遊している自分をイメージする これはエゴまるだし状態ですから、まず、そうなりません。 仮に念の力でなっても、カルマを残し、スグに崩壊します。 そうではなく、まず、 
1,世界で貧困にあえぐ子供達や戦場に思いをはせる、そして痛み、あやまる。 ↓ 2,みんなが助け合い、笑顔の絶えない世界をイメージし、願いを込める ↓ 3,そのために、自分の長所を活かして、 手足となって働きかけが出来ている自分をイメージする (長所が解らなければ、お導き下さいという祈り事に変える) このイメージトレーニングであれば、その想念は天の意志と一体化し、 さらに、地球の循環定理に合致し、爆発的な回転力・開運力を生み出します。 この法則に乗っかることです。具体的な祈る姿勢でなくても、そのような発想で生きていく、ということです。   しかしながら、人の意志とは弱いもので、義務化しなければ、スグに忘れてしまいます。 不本意にも、我々の生命遺伝情報に惰性の因子が伝承されている為です。 ですから、個々がそれぞれ、仕事のはじめに、学習のはじめに、何かをスタートさせる前に このイメージトレーニングを深呼吸と共にセットで行う、など決める事です。 そして、もっと具体的に、出来たらカレンダーに○印を付けるなど決めるのです。 どんなに生活がすさんでいようとも、決めるのです。 すると、その時間・瞬間だけでも、非常に微細な時空間を創り出します。 微細な時空間というのは解りづらいかもしれませんが、 ヒントを与えられやすい、ヒントが湧きやすい、循環高速化する・・・ というような状況と考えて下さい。 実はこれは、私が物作り・作業をする時の基本姿勢にもなっているのですが、 この発想があるなしで、出てくる作品のエネルギー値に格段の差が出ます。   また、先ほどの3段階の「長所を活かして・・・」ですが ここの段階においては、漠然とでも構いませんが、 より具体的なほど効果が高く出ます。 特に、1と2の段階をふまえていれば、ここはかなり柔軟に発想して構いません。 長所というのは、意外と把握されていない場合もありますが、 ・過去に、高い評価を受けた部分 ・取り組むと楽しさを感じる ・取り組むと命の躍動感がある ・取り組むと時間を忘れる ・過去にとても人に喜ばれた ・故しれず、使命感を感じる そういう面が、大同小異必ずある筈です。そこを、よくよく自省し、見つけ出すのです。 この青字部分を探る行為は、それ単体としても大きな意味があります。 特に、寝床について発想すると絶大な効果があります。   以上、いろいろと記しましたが、ポイントは 如何に日常生活に根付かせるか?です。 あなたが、より輝いて生きるためにぜひ試みて下さい。   
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