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風水住宅が家族を滅ぼす

 

最近では大手ハウスメーカーなどが「風水」を冠して住宅を扱うようになりました。

風水にまで人間の浅智恵が働きだし

しまいには

風水とか科学という文言をくっつけて、いろいろと工夫をしています。

ここには地球を愛する発想も、他をいたわる発想も何もなく

ただひたすら、あなたの家族が幸せになります。あなたの金運がよくなります。

の触れ込みばかりが溢れています。

この延長線上には決して家族本来の役割や平安は訪れません。

なぜなら、家族とは己の幸せよりも、

譲り合い・いたわり合いから幸せを追求する最小組織でなければならないからです。

それどころか風水のスキルを利用して、さらなる我よし(エゴ)を助長する結果となるのです。

こう書くと、次の言葉が見え隠れし始めます。

「まず、私、そして私の家庭が幸せになってこそ人が救えるの・・」

そうなってますか?

なりません。

殆どが次から次ぎへと、際限なく己の欲望にのみ突進していくのです。

 

かつて

風水は中国戦国の武将や秦の始皇帝といった権力と結びつくことはありましたが

現代社会では、もっぱらゼニと結びつき、

しまいには「風水住宅は競合なし、高く売れる」

とまで言い張る住宅業者まで現れているのです。

これは風水住宅という名を借りた、ビジネスです。

そもそも風水とは郭璞の「葬経」から派生したもので

これは地球の地理・地形・地脈を検証していく地理学です。

地球に生を頂き、大地に伺い、適材を適所(陽宅)に配置し、

学びながら感謝して生き、土に還る(陰宅)

ということです。

これこそ風水の根幹となる発想でなければならないのです。

ここが本講座に一貫している発想でもあります。

 

中国の格言として有名な

一命、二運、三風水、四積陰徳、五読書

という言葉、風水関連では良く利用される言葉ですが

これは時間の流れで解釈すべきではなく、この5点がセットということです

つまり、天命と運気を頂き、この地球環境では

陰ながらの良き思いと行いを積み、スタディを怠ることなく実践しなさい

ということです。

つまり、風水に拘泥(こうでい)するあなたの「心」こそが問題だということです。

環境が人を変えるのは事実です。

ですが

その事実の前にあなたの「心」が調和し、他を思いやる心に正されていなければ

どんな良き環境も砂上の楼閣だということです。

そうでなければ、あなたは己のスタディも努力も愛念も無視して

この風水は「効くだの・効かない」だのに一喜一憂し、囚(とら)われ・・・

他人のせいにして、逆に不幸の種をまき散らしてしまうのです。

風水住宅の施工後、意外にも苦情が絶えない理由はそこにあるのです。

 

この大地に住まわせて頂く発想

仮に、鬼門にトイレがあというとも、キチンと掃除をし清浄にし

トイレさん、今日も有難う、と用を足させて頂く

そこにこそ神気は宿るのです。

 

私は今75歳になる母親と一緒に生活しています。

先日、椎間板ヘルニアで入院→退院しましたが足腰が思うようにならず、荷物が持てず

杖でようやく歩く程度です。

その母がお風呂に入るのに仏壇の前でお祈りをしている

こけずに、溺れずに、無事お風呂に入れますように・・・・

心配なので様子をうかがっていると

祈るように1歩1歩、足を運び、祈るように湯につかる、

そして、やっとたどり着いたとばかりに

「ハァー」と満面の笑み

 

あなたの心は今、どこに向かっていますか?

まず、そこを見つめてください。

 

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