親が子に注ぐ愛
これが人生の中で第一ステップとなる「情」の流れです。
求心力・陽・下降性という性格があります。
そして、その次ぎに来る「情」の流れが
兄弟姉妹・友人との情の流れ(譲り合い・いたわり合い・助け合い)」です。
遠心力・陰・上昇性という性格があります。
大切なのは順番で
上図のようにまず、親の愛が縦糸として入り、
次ぎに横糸として、兄弟姉妹・友人の愛が入ります。
この順番は、情の定理といってよいもので、運動の定理といってもよいでしょう。
特に、この定理に何が注がれなければならないかというと、「愛情」です。
この縦横構図が愛で成立してはじめて、陰陽バランスがとれ、「愛」の伝播構造が成立するのです。
これが正常な「分割成長」です。
ところが、この運動・エネルギーの流れは一定ですから
ここに、「愛」ではなく「憎悪や憎しみ」が伝わると、憎しみの分割成長をしてしまうのです。
それが、ドロドロとした親族の争いとなったり、兄弟喧嘩となったり、親子の殺害・・・
というような現象として現れます。
ですから
子供が奪い合い・責め合い・けなし合い・・・
というような現状を目にした時、考えなければならないのが陰陽のバランスです。
つまり、そこで子供を攻めるのではなく、親の愛情がキチンと注がれていたのか?
という第一ステップを省み、自己省察に持ち込まなければならないのです。
子は親から受けたものを兄弟・友人に水平展開すべくエネルギーが動くのです。
よくよく考えて見て下さい。
・幼少期の子育てを他人に任せ、自分は働き、お金を稼いでいることで、
立派に子育てをしていると錯覚していませんでしたか?
・他を正そうとすることに精一杯で、己の愛情を忘れていませんでしたか?
愛情に遅い早い、ということはありません。難しい事でもありません。
「笑顔」こそ
家族の1人1人が「笑顔」で接することです。
もっと、もっと微笑むのです。
おだやかに、目を見て微笑むのです。
形から入るのです。笑顔こそ愛情の象徴形と心得て下さい。
愛情を頂こうと発想するのは間違いです。己が放射すれば、返ってくるのです。
スグに返ってこなくても、必ず、送った分だけ蓄積されて返ってくるようになっています。
返った時に1サイクルが生まれ、2サイクル、3サイクルへと進みます
そして
兄弟姉妹・友人への水平展開が同時進行するようになっています。
そういう風に回転運動は角度を変えて回転する志向性を持っているのです。
愛情は、決して、お金や物をあげることではないのです。
愛情の象徴形である「笑顔」こそ回転させて下さい。
宜しくお願いします。
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