人の幸せを祈る

「違い」を受け入れると運気が巡りはじめる  

 

安部浩之作品no.10.6.19
                                文 kohsi

地球には、多くの「違い」があって、これは諸刃の剣でもあります。

他項でも、触れてきましたが

宇宙空間の中でも地球はその素子の荒さも手伝って、

多くの「違い」が混在できる仕組みになっています。

これは、類い希(まれ)な地球の特性で、下図の通り、万象において「層を織りなす」空間となったのです。

重層する地球空間

地層・大気層・水層といった無機から、当然、有機も漏れることはありません。

意識界も階層構造となっており、

 ・西洋流では深層意識界から顕在意識

 ・仏教では九識論(唯識論)などが展開しました。

全て「違い」を巧みに混在した天の配慮です。ですから、この地球生活は

「階層を通過する」「階層を共有する」ということがとても意義を持ちます。

では、なぜ地球にのみ「違い」が許されたのかというと

層という相対軸が形成されることで

「愛を成就する」

という行為が稼働するためです。しかし、ここには危険が伴います。

「違い」に嫉妬して愛を貶(おとし)める可能性があるからです。

この二律背反を重々、理解する必要があります。

 

具体的には、日々の生活の中で

 ・考え方の違い
 ・体の違い
 ・色の違い
 ・形の違い

と、多くの「違い」に接して

「受け入れるか?はじくか?」

で大きく運気は激変します。

 ・違いを受け入れ、感謝し(陰)

 ・愛を注ぎ、人の幸せを祈る(陽)

という生き方は、全ての巡りが天意に沿います。

この生き方は、甚大な威力があり、小手先の呪文などは、とうに凌駕しています。

一身(今世)を超え三世に亘(わた)る正常化をもたらします。

 

あくまでも、日々の生活が基本です。

どうぞ、家族の違う意見、違う行動、違う・違う・・・、に気づくことから始まります。

はじく前に「受け入れ」→「あゝ、こういう考え方もあるんだ〜」

という視点にたって下さい。

特に、時として、一番嫌いな人に声をかけてみる。

というのは良き巡りを急加速させます。

 

全て、身の回りから始まるのです。

幸は遠きにあらず、いつも近くにあるのです。


 

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