どんな仕事(環境)でも、今与えられている仕事(環境)が天職である | ||
「私の天職は何だろうか?」 といつも思い悩んでいる人 また ・「いずれ独立して・・」 ・「今はやむおえず、この仕事(環境)をしている、 でも、いつかは・・・・」
と、目の前に置かれた仕事(環境)に愚痴をこぼし、 ひたすら将来に夢を馳せる人がいます。
悲しいかな、その大半が「夢物語」で終えます。 なぜならば、
全てが偶然ではなく、必然であり、 今、目の前にあるイヤな仕事もアルバイトも 環境も 実は、意味があって今生で巡り合った、 かけがえのない環境だからです。
万一、上手く今の仕事から逃げ切ったとしても、 当人の心が変わらない限り、 その因果は再び回転し、 新しい環境でまた同じような状況を形成してしまうのです。 しかも、増幅した形で・・・ 多くの人がこれを性懲りもなく繰り返し 人生の終わりを迎えます。 だから運を切り開き、精神性を高めていくことが出来ないのです。
すでに 地球は、人も物も多品種が混在し、 その混在を利用して、学び・愛・創造力を育むシステム空間となっている。 ことを解説しました。 当然のことながら「仕事」(環境)との巡り合わせもその範疇で動いており、 「異質の業務・異質の人との触れあい」なのです。
全て
「異質のふれあい」で、 円満なる人格の形成と高品位の「愛力」が稼働するようにした神仕組み
とも言えます。
だから、好きな人ばかりの集まりではなく、 嫌いな人、時に足を引っ張る人も 沢山あなたの周りにはいるのです。 いえ、むしろ嫌いな人の方が多いでしょう。 なぜなら、あなたの足りない部分を補うべく、 また「気づき」を発生させるべく天が配材しているからです。 だから、目の前に巡り合った仕事は、 それがどんなイヤな仕事でも、 手抜きは許されない、 簡単に逃げるものでもない
「これが私の天職(ベストな環境)なんだ!」 と全身全霊、 全力投球で取り組まなければならないのです。
それが出来た時、不思議な事に 逆に突破口が開かれるのです。
さて、米Apple社の共同創設者で前の最高経営責任者である スティーブン・ポール・ジョブズ氏が、 2011年10月5日に死去(56歳)しました。
そのジョブズ氏が2005年、 オックスフォード大学の卒業生に向けて発したスピーチは、 世界中で評判 となり、
今では、伝説のスピーチと言われています。
・大学のカリグラフィ(西洋書道)の授業 →
・30歳で設立者ながらAppleを追放させられる → そして、氏は言います
「今やっていることが、どこかに繋がると信じてください。 とし、 「今の自分の仕事が最高だと思うことが大切だ」
と結びます。 にじみ出た含蓄ある言葉でもあります。
「どうして?」「なぜ?」「こんな筈じゃなかった」
と思うことは度々でしょう。しかし、それは
● 超えなければならない
、「必然のハードル」だと言う事です。
最後にジョブズ氏は
「毎日を人生最後の日だと思って生きよう」 と提案します。 まさに時々の仕事に真剣勝負で取り組み、 人生最後の日を積み重ねた氏の実感のこもった言葉です。 文明というものは、こういう地味な努力の賜です。 他力で一気に変わる事はありません。
「どんな仕事(環境)でも、今与えられている仕事が天職である」 この姿勢に貫かれてこそ、人格の向上、 ひいては人類の進化に通じるのです。 そして、
いつも必要なもの、真実は遠くにあるのではなく、 既に身のまわりにセットされている、
ということです。その生き方が貫かれた時 「ありがたい点」の集積が、輝かしい道筋 となって見え始めてくるのです。 どうぞ、今、巡り合っている目の前の仕事に
人生の中の有難い1コマをいただいている
と心得て、環境に感謝をもって 全力で取り組まれて下さい。 それが今、あなたが 「目の前にある、すべきこと」です。 「すべきこと」をしないで 理想ばかりを追っかけ、 「したいこと」ばかりの毎日は必ず挫折します。 天は 「すべきこと」を怠り 「したいこと」ばかりに終始していると 当人に「気づき」を稼動させるために その人から怪我や事故、予期せぬトラブルを通して 「したいこと」を奪い取らざるを得なくなるのです。
心して下さい。 どうぞ目の前の環境から安易に逃げる道ばかりを考えないでください 天が与えてくれた試練であり、ベストな環境なんだ と捉えて、自分磨きをして下さい。
最後に、 盲目の三味線奏者小林ハルさんの言葉を紹介します。 彼女は、苦しい不条理な先輩同僚に囲まれた環境の中にあっても 三味線演奏を天職と心得て、怠ることなく己を磨き「人間国宝」として 国から表彰された人物です。 では、彼女がどういう気持ちで生きて来たのか? 以下の言葉に集約されているように思います。
いい人と歩けば 祭り、 悪い人と歩けば 修業。
よろしくお願いします。
※ 小林ハル → wiki
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