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形に封印された根本数理

 

安部浩之作品No,111006
                        文,.Kohsi,photoDAJ

 

私達の生活するこの物理空間は、原子がそれぞれの保有する情報を連結させ形成した「結晶の空間」です。いわゆる1つの分子が連結する分子数によって元素が成立している訳です。例えば、下図の通り元素周期表で言えば、横の軸が周期・縦の軸が族を示しており、縦軸がそれにあたります。

縦軸を見ると左から1本、2本、それから表の中央群(transition metals)を飛ばして、3本、4本、5本か3本、2本か6本、1本、0本です。大雑把に言えばそうなります。これはいわゆる、元々は同じ分子でも分子結合のスタイルによって元素という固有の性分を持った結晶体が成立するとも言えますから、この物理空間は、「結合の数理性によって成り立つ空間」という事も出来ます。

では、その結合の数理性の基本となるものを下図に示します。

まず、数理性の素因を分解すると性と相に分けられ以下の性分を有します。

●性(上図左)

・すでに他項にて記した通り、形の基本は3数であり、「陰・陽と中」と「天・地と中」の3数理性が十字構造を形成している。→ 内包する因子

●相(上図右)
・1中央からダイレクトに8方位に展開する数理性。(中央を併せて9界となる)→ 働きの因子(ベクトル数)

日本における家紋や各種文様なども、この根本数理から派生し、金胎両部の曼荼羅・四柱推命・数秘術・フトマニなども、全てこの数理性から生まれています。また、この構図は神域界そのものの構造でもあり、この数理性が全ての基軸となり、物理空間が成立しているのです。

この原則を把握すれば、日常生活においても、様々な智慧が働きますし、自然界を法則性をもって見つめる事ができます。詳細は省きますが、例えば

・植物の3段階成長  ・水の3態  ・花の花弁  ・木々の枝ぶり  ・この数理性から生まれた木の葉や卵などの黄金比・白銀比(1:1.618(黄金比)・1:1.1414(白銀比))、さらにビジネス・生活面においても、

・まず3人をそろえ事業を開始する。
・3方位4方位8方位で物事を企画し、また3者で問題解決する。
・3部署の下には6部署ないし8部署を設置する。
・3個を最小セットとし、増殖数は3→4→7→8→12と展開する。

などです。また、他項、何でも3段階に分ける癖がつくと達成しやすくなる。なども日所生活の知恵として活用できます。

数理法則を知る事で、人と人・人と天地・人と自然など、気づき合い連鎖を高めるた事が出来ます。どうぞ、改めて日常生活の中で、様々な形に接する中で、感じ、活かし、工夫して下さい。そこに飛躍的な進化が伴うと確信しています。宜しくお願いします。