ふき掃除は、場をイオン化し、巡りを良くする | |
掃除のスタイルは大きく変わっています。 戦後の掃除機・洗濯機に始まり、最近では、全自動風呂掃除ユニットやお掃除ロボットまで登場して います。 かつてのバケツに雑巾という「ふき掃除」は極端に減少しています。 しかし、このふき掃除には、見過ごされている大きな効果があるのです。 中でも、水を使うという唯一の掃除のスタイルがこのふき掃除です。水の効果については、他項 「水まわり そうじで、運気10倍」でも記しましたが、 古来、「水」は、洗浄・浄化の基本に位置づけられるものです。また、シャワー時や瀧のある場など、 水気があるところにはマイナスイオンが多量に発生することが確認されていますが、雑巾がけは、 結果的に水気を充満させ、場をマイナスイオン化している、とも言えます。 ぜひ、掃除機を掛けただけの時と雑巾がけをした時の後の違いを、心を静めて感じて下さい。 そこに格段の差があることに気づかれると思います。
また、水を使う掃除のスタイルは、「物質的に場を洗浄する」を超えて、心理的・因縁的にも洗浄の 効果を生んでいます。下図をご覧下さい。
1,滞留した思念は、まず水と親和(転写) 2,水はその性分から、蒸散しようとする。 3,空気中に蒸散すると、必然的に運動力が高まり離散・循環という自然浄化作用へ向かう となります。こうして、場がゼロリセットされ、同時に「新気」が入りやすくなります。ここが大切です。 「天・地・人そうじ」でふれた通り、ココゾとばかりに「感謝」の気を注入するのです。 この時、上部画像の通り、手足をつける姿勢での雑巾がけが、バツグンに思いが入りやすい姿勢です。 いくら水を使っても、モップは水と手が離れているので効果は薄くなりますし、なによりも素手で触れるこ とで、思いは入りやすいのです。 もし可愛い子に、ヨシヨシとするときヨシヨシ棒みたいなものがあってヨシヨシしたら、その子はどんな 気持ちになるでしょう。やっぱり手でヨシヨシでしょうし、する方も気持ちが入ります。犬や猫を飼っている 方は知っているでしょうが、ブラシをする時も片手はブラシですが、片方の手は素手で一緒になでると、 とても歓びます。 地球も住まいも生き物です。人の思いを素手で受けて歓ぶのです。 モップも進化して最近ではスポンジ系で 水に触れずに絞れるタイプもありますが、思いを込めるという 視点からは落第です。 思いを込めにくいから掃除はサッサと済ませる雑事になり、ひたすら、より簡便 化へと向かうのです。 バケツに雑巾という水を使う、いにしえからの所作には、 とても大きな意味があり、人の心も因果もバラ ンス調整しているということです。どうぞ雑巾がけを見直して下さい。 ・畳も定期的に雑巾がけする ・水をかけて問題ない置物は水を流して掃除 ・棚部やガラスも雑巾がけ です。しかし、悲しいかな、我々の物質文明は、洗濯機・モップ・食器洗い器などにより、「水」から、どん どん離れてきています。 文明の恩恵は大きなものがありますが、今こそ、我々は、自身の心に意を注ぎ、日常生活を改めて 見直し、機械に譲れるものと譲れないものを見極める智慧が必要です。 日常生活の1つ1つが修行の場であり、即 祈りです。 その意識をもって、ふき掃除に携わる時、それは浄化を超えて、神気を宿すまでに高めることが出来る のです。 (SAS総目次 へ)
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