天・地・人そうじ | ||||
事例を上げるまでもなく、マクロの世界・ミクロの世界、それぞれはシンクロ展開しています。 人が小宇宙と言われるように、家屋も1つの小宇宙として存在しているのです。 ですから、家屋に天井があり・壁があり・床がありという3構造は、そのまま、三才の考えで言うところの 「天・人・地」の3つにシンクロしています。図示すると以下の通りです。
簡単に図を説明すると、 ・人の頭は → 天井・天部(極陽)に相当 ・人の胴は → 壁・人部に相当 ・人の脚部 → 床・地部(極陰)に相当撮影 です。ここでは、いわゆる、 ・自身の足を見ては床・大地に感謝し、頭を意識しては天の恵みに感謝し・・・ と、1つを見て、その背後にある無限の連鎖を知る。ということが大切です。 さて、この3点で考えた場合、あなたは、どこを掃除していますか? 大半が、ゴミが目につく、床と家具類だけ、という人が多いと思います。 悲しいかな、これだけに傾注すると、 ・仕事の段取りが悪くなる ・生活リズムが崩れる ・集中力が落ちる ・気が詰まる ・時間に杜撰(ずさん)になる ・不整脈、心筋梗塞・・・・ などの症状を招き、巡りを悪くしてしまいます。 三才思想に、「天の道を用い、地の利に因り、人の事を尽くす」という 言葉がありますが、 私たちは、どんなに知を働かせても、天地の恵みの上にこそ生活が成立しています。 天地の流れに合わす時にこそ、いわゆる「巡りがイイ」という状況を創るのです。 したがって、毎日毎日ナニゲに掃除するのではなく、この3点を意識して掃除すると格段に調整力が 働き、結果として、いわゆるツキを呼び込む掃除が成立するのです。 この「天地人そうじ」を「天→地→人」という理想の掃除の順にそって説明すると、以下の通りです。
天井は、「天」に相当し、また天体・宇宙を意味し、最も規則性の高い箇所で、精神性・霊性の高い部位 になります。 特に生活を先導し目標を象徴する部位でもあります。人体部位では頭に相当しますから、ここを清浄に しておくというのは、高い理想・清浄な運気や流れを呼び込み、澄明な意識に通じています。 具体的には、集中力アップ、企画提案力アップ、発明アイデア、など発想力に大きく係わっています。 身体的には、脳・神経系・精神系の疾患に影響します。 掃除の順番としては、ここが一番になります。 天井は、掃除のしずらい箇所ですから、毎日という訳にはいかないでしょう。しかし、生活は1つ1つが 象徴形として展開していますからチェックするだけでも、意識が注がれ巡りが良くなります。 「天井よし」 ・ 「天井に問題あり、週末に掃除っ」と意識するだけでも、大きな違いがあります。 ただ、ホコリやクモの巣などがある場合は、工夫して取り除くべきです。 最低でも「チェック」の意味も込めて、天井を眺(なが)め、確認をして下さい。注意事項として、 ・クロスがめくれている、シミが出ているなどは計画的なリフォームが必要です。 ・また、ここは天という空(そら)を意味していますから、ここに電灯以外のものを不必要にぶら下げる というのは、 ホコリを溜めやすくし → 天の気を淀ませ → 不調和な因子を呼び込み → 凶作用 ということになります。 特に天井ポスターなどを貼り付ける人(うつ傾向を生み出す)がいますが、これも大凶です。 スグに取り外しましょう。※ なお、丸い太陽の光が注ぐように、照明器具としては円形が理想です。 結局、天を司り太陽に相当する「照明」以外は、何も配さないということです。 澄み切った空、澄み切った天井、これが澄み切った意識と通じているのです。 スグにではなくても、今後、可能な範囲で取替をお勧めします。 そして、天部に相当する箇所ですから、常に 「太陽・空気・雨・・・ 天の恵みありがとうございます」 の気持ちを注ぎながら取り組みます。特に、太陽・温かい熱を感じ、感謝する心が大切です。
床は、「地・大地」に相当し、現実性の高い箇所で、人体部位では脚部・血流にも相当します。 ここを清浄にすることで、物の流れ、お金の流れを良くします。 他項でも述べましたが、床は地(大地)に相当し、水を保持するという意味を持っていますから 濡れ雑巾でのふき掃除が理想です。 なお、床に接している物、家具なども、この「地」の部位に相当します。 ・可能な限り、床には物を置かない。 ・意味もなく物を積んだりしない ・パソコンなどのコード類などは、寄せて床に着かないようにする。 着いてもスッキリまとめ、ホコリをためない。 と心得て下さい。 天と同じく、大地を思い浮かべながら 「この大地で生活をさせて頂いています。山川草木、大地の恵み ありがとうございます」 の気持ちを注いで掃除をします。
壁は「人」に相当します。 壁というものは、単純に、横的に外界と内界を区分するためのものと考えられますが、より本質的には、 縦的に「天(屋根)と地(床)をつなぐ」という、とても大きな意味があり、そこに住む生命、「人」を意味 しています。つまり、3点の中でも、縦にも横にも、繋(つな)ぐ、という唯一の意味があります。 また「天の時、地の利、人の和」という言葉の通り、全てにおいて和・輪をつくり、回転運動がエネルギー の源泉となります。 普段、忘れがちでありながら、最も大切な部分です。 窓や飾り棚など、壁面に接するこれらの部分も壁面の範囲になります。 特に窓は人間関係を大きく左右する部分です。ここを浄めておけば、良い人の流れが生まれますし、 逆に、窓が汚れていると悪い因果での係わりが深くなります。 ここも可能な限り、ふき掃除が基本です。壁面は最後の仕上げの意味も込めて 「天と地の恵みを受けて、今ここに命を頂いています。有難うございます。」 と気持ちを注ぎます。
以上が、天地人掃除の概要です。最初に記した通り、「天地人そうじ」は、1点の見える世界を整えな がら、その背後で連鎖している無限大の恵みに感謝する、という素晴らしい日々の所作です。 その効果たるや絶大なものがあります。これこそ無上のメディテーション(瞑想)です。 幸せになりたい、金が欲しいと、特別な場所で、特別な印を組んだり、マントラを合唱し、エゴを助長し、 宗教のカルマを頂く必要はありません。天は日常に全ての秘密を封印しているのです。 そういう風に物理空間は配され、掃除に適した人体構造になっているのです。 何事も、遠くにはないのです、足下にあるのです。 ・ 病んで始めて健康に感謝する。そんなもんだ! ・ 貧しくなって始めて食べ物のありがたみが解る。そんなもんだ! ・ 物が無くなって始めて機器の便利さが解る。そんなもんだ! と感慨にふけってはいけません。それでは、天に申し訳がたたないのです。天は 「何のための豊かさだったのかも解らなくなったのかい? またリセットしなければならないのかい」 と嘆(なげ)いているのです。リセットもままならない状態なのです。
この天地人そうじが身につくと、不思議と連動して日常の他の所作においても、その背後に ある見えない景色が浮かんできたりします。 ・大根を見ては、大地が見え ・木の机を見ては、森林が見え ・花を見ては、太陽が見え こうして、はじめて強制ではなく、自然と「感謝する心」が、無理なく湧いてくるようになるのです。 また、それだけでなく「天は、全ての秘密を日常コードに封印していた(基礎)」(クリック)の12コード表 (実際は36コード)に示す通り、創造力・献身力・親和力・行動力も連鎖し、自然と育まれるのです。
難しい事ではありません。心の向きをチョッと変えるだけです。どうぞ「天地人そうじ」を実践されて ください。宜しくお願いします。
最後に、この「天・地・人そうじ」を実行されている方や感想のメールを紹介します。 大分県Nさん 「過日は相談にのって頂き有難うございました。天地人そうじ、毎日、実行しています。 少しづつですが、背後の恵みに感謝 して取り組めるようになった気がします。これまで、家の掃除は毎日していましたが、私にとって、掃除は厄介な 雑事でした。 しかし、この天地人掃除を通して、本当に掃除 という瞑想をしているような気分でいます。何か、掃除を味わうようになった、 という感じです。マンション住まいですが、天と地に感謝、そして仕上げとして人の和に感謝し、雑巾でのふき掃除・・・・ を行っています。やはり水って凄いな〜と実感しています。最近、動悸もなくなってき て、そうじのお陰?と感じているところです。 また、(後略)・・・・・」
山口県 Tさん 「・・・(前略)・・・毎月、○○会の行事にて、富士山の裾野の○○○に参り・・・・を続けて来ましたが、 確か「パワースポットに行く時間があるならば庭の掃除をしなさい」>と書かれていたのを読んでハッとして 今は天・地・人そうじに変えました。お金もかかりません。やっぱり遠くを求めていたんですよね〜、>思うに、 >苦労して遠くに行くと、なんか有り難いような気分に浸っていた自分があるように思います。中身はなにも >変わっていないのに、ここまでしてるんだぞ〜っていう私だけがあったように思います。・・・(後略)・・・・」
大阪府 Yさん そうじ大好きのダンシャリアンです。そうじ開運本は、ほとんど読み込んでいるつもりでしたが、SASサイトの発想は これまでなかったですね〜、ちょっとビックリです。運を開くって巡りを良くすること、背後にある見えないものも配慮 すること、そんな風に解釈しました。新しい発想有り難うございました。
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