1日を感謝で終える | |
「有終の美」という言葉があります。辞書(小学館)では、 物事をやりとおし、最後をりっぱにしあげること。結果がりっぱであること。使用例 「有終の美を飾る」 とあります。 3年後、5年後、10年後と・・・目標を持って歩む事は大切ですが、 その目標も、日々の積み重ねの上に成り立つのです。 ですから、1日1日を噛みしめながら「有終の美で飾る」事ができるならば、 人は、確実に前に進んでいるのです。自堕落な日々の生活の上には、決して目標が実現するということ はないのです。 では、どうやって1日を終えるのが良いのでしょう? それは「感謝」です。 反省・懺悔も含めて、全てを「感謝」で結び、眠りに入るべきです。 これが最高の就寝前のヒーリングセッションになります。 構えて、異次元を目ざす必要もありません。床の中で構いません。 今日1日を思い起こし1つ1つを感謝で結ぶのです。 その究極のコツを、3ステップにして、以下に紹介します。
1,自分の体に感謝 足が動いてくれた・腰が支えてくれた・臓器が動いてくれた・手が動いてくれた・物が見えた・・・・ と体の下から順(地→人→天)に感謝を描きます。 2,出会いに感謝 もちろん、今日、出会った人への感謝です。 と書くと、始めて出会った人ばかりを想起する人がいますが、「遠く」ではなく、「近く」に最も感謝の 対象となる人がいます。これは極意中の極意です。 毎日のように出会っている身近な人こそが、一番身近であなたを支えているからです。 「出会いに感謝」というと、大半がここで間違ってしまうのです。 身近な家族・友人・毎日会っている職場の人・・・と、「大きなくくり」で構いませんから、 皆が健康で共に、生活を営んだ、ということに感謝の思いを注いで下さい。 3,天地自然への感謝 上記のような感謝は、全て、宇宙→地球という空間を頂いてこそ可能です。 そうすれば、これも身近な、今日1日恵みを頂いた「空気・太陽・水・食べ物・・・」 への感謝が必然的に起こる筈です。
以上、簡単な3ステップですが、 ・我(個・アートマン)から入り、大我(梵・ブラフマン)へ(梵我一如) ・縦(1)→横(2)→縦横(3) という段階になっており、貫通する特色として ・全てを「感謝」で結んでいる ・「循環・巡り」を良くする。(良性の「巡り」が、明日からの良性の「巡り」を誘因します。) ・個から入る、地(足)から入る、と「入りやすさ・原理原則」を考慮している。 などが上げられます。 「体→人→自然」と覚え、ぜひこの順で眠りに入られてみて下さい。 因果によって生じた1日の思念・出会いとった行業は、すべて「感謝で結ぶ」事で始めて、 ゼロリセットされます。 ゼロリセットされる事で始めて、 良性のバランス調整力(結合力)が稼働する(感謝は分子・原子の結合力を強くする参照のこと)のです。 ぜひ、お試し下さい。
備考1
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