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「奪い合いの共生」から「助け合いの共生」へ
 

安部浩之作品No.120619
                           文,illust,Kohsi

 

先の項にて

 ・ 「自立」とは、内なる神性に気づき、ここを拠り所として助け合いを実現する、ということあり、

 ・ 「依存」とは、神性を外に求め、我が不足の奪い合いを実現する、ということです。

と位置づけました。この点について、もう少し詳しく触れると下図の通りです。

簡単に言えば、「自立」があってこそ、人の役に立つ素地が出来、「共生」という助け合いが実現する。

ということです。

学び、知識・経験を多くし、身体を鍛えれば、そのあふれる知識とエネルギーは社会において、

様々なシーンで、適確なアドバイス・人を抱きかかえる・理想の企画・・・・・などに通じます。

人が喜んでくれると、それが自身の歓びとなって、さらに自立心を強くし、助け合いの共生となり、

「自立→助け合い→歓び→ますます自立」のサイクルが回転します。

一方、学ぶ事をせず、身体も鍛えない人ばかりになれば、不足を補ってくれる人を求め

奪い合いの共生となり、「依存→奪い合い→不平・不満→ますます依存」のサイクルが回転します。

この違いは、上図の通り、依存を脱却し、「自立心」を養ったか否かです。

注意すべきは、自立と、独善とは違います。正しい自立心はその目的、いわゆる

方向性が人の役に立つを目指し、それを目的とし歓びとすることです。

では、自立とは、生活のそれぞれのシーンにおいて、どういう事なのかというと、

それは、既に礎となる7つのアスペクト(クリックしてご確認下さい)でも記した通り

・空間主管 ・時間主管 ・エネルギー主管 ・志向性主管

とそれぞれのアスペクトを管理・主管することです。これらをチェックしていれば漏れるものはありません。

特に、最初の空間と時間の管理は第一ステップであり、

 ・ 空間 → 整理整頓 ・片付け ・配置換え など、空間の管理・整備

 ・ 時間 → 約束の時間を守っているか、時間にルーズでないか?

        目標から逆算して、すべきことをすべき時間配分で努力しているか? など時間の管理

などです。ここから整えていけば自ずと方向が整い、エネルギーが湧き上がる、という現象が起きます。

学校・職場・家族・・・と様々な分野でこのことをベースとして、日々の生活を見直すべきです。

この細目については、それぞれの項目で触れたいと思いますが、

学生であろうが、年配者であろうが同様に、どうぞ個々の生活を見直し、「自立心」の陶冶に

心を注いで下さい。宜しくお願いします。