家族は対極が寄り添うようプログラミングされている。
既に、対極の関係については 対極が擦(す)りあうと高次元化する。その感覚が、進路指導の極意である (左クリック) にて、その内容を紹介しましたが、対極があえてセットになる構図を家族に見ることが出来ます。 星と人の関係から見る各種占術を例にとると、 「人は環境によって変化するもである。」 という視点に立ち、家族がどのような成員で構成され、 どういう因果が触発され働くかを読み込む必要があります。 例えば、180度の対極関係については、 ・九星気学では「対中」 ・四柱推命では「偏官・正官」という通変星 ・ホロスコープでの180°対極 また、「60度×2=120度」の関係は、 アスペクトでは120度トライン・東洋では「三合」論として、発展・栄達の作用が働くとされます。
(高調波ホロスコープ(ハーモニクス占星学)では、天球360度を3で割って120度。3つの感受点が互いにトライン(120゜)の関係にあるとして位置づけます。) など家族員・夫婦間が、決して同類のセットになってはいません。 むしろ、詳しく見るほどに、異質な対極がセットになって、 それぞれが「気づき」を促されるように組み合わさっている。 と考える方が的確です。 このように、家族員は因果あって1つ屋根の下に同居しながらも、 その性分はそれぞれが、不足を補い合うにベストな角度をもって構成されている。ということです。 具体的に言えば、 ・サービス精神旺盛で交流に長けている長男(膨張力旺盛) ・独立独歩で探求心旺盛な次男(吸引力旺盛) この対極が兄弟になり、補完し合いつつ家族を形成している例や、 また親にない性分を持った子供が、あえて授かり、大変な「気づき」を促されることもあります。 また、下図の通り、対極は角度の違いと距離の違いも生みます。 特性として、離れている程に、そこから生まれる進化率は高まります。 ですから、太陽の位置だけを見て、牡牛座と乙女座の相性が良く、牡牛座と獅子座は合わないとか、 A型とO型は相性が良いなどといった主張は、あまりに危険で軽率な判断と言えます。 むしろ、先述した通り、対極で離れているほどに、その進化率は上昇する訳ですから、 この位置関係にこそ大いなる天の願いと個の「幸せ」・八開のチャンスが封印されていると見るべきです。 そして、一番、大切な事は、個々の方向性です。対極にあるが故に、 ・「対立・戦い」の関係となるか ・気づき→学び→調和となるか の大きく2つの方向が生まれます。 ・前者の方向は結果として、腐敗・不調和・別離・不健康・停滞、となりますし、 ・後者の方向は結果として、蘇生・克服・発展・調和・健康・循環、となります。 ですから、家族に対しては、以下の行動が良き流れを生む発想なり生き方として位置づけられるのです。
step1,双方向の交流を厭わない (全てはここから始まります。たとえ言葉を交わさなくても、家族がそばにいる。 ということが大切です。(人体は見えざる波を発しています。そばにいるだけでも、深い意味があります。) また、ちょっとした机の位置や趣味を同じくするなど、工夫してください。 さらに、交流という意味では「挨拶」が大切です。 「ありがとう」「ごめん」・・・など照れずに言えるよう。最初は意識的にでも始めて下さい。 事情あってそばにいれない方は、メールや電話なども大切です。)
step2,相手の長所を見る (そばに居て、相手の短所ばかり見ていると、 そこに不平・不満、そして攻めの方向が生まれます。 いつもの1方向ではなく、様々に角度を変えて見つめ直すことです)
この2つが基本です。するとどうなるかというと、 「貴び」・「なかよし」になり「助け合う」ということです。 いきなり「助け合いなさい」では、人は損得勘定を優先し、離れてしまうのです。 ぜひ、この2つのステップは、家族から始まりますが、職場やサークルなどでも、同時進行させ、 日常生活を見直し、定着させて下さい。
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