時間管理 8 日々の生活に、ご褒美(幻の城)を設ける | ||
『法華経』の化城喩品(第7)に、化城宝処(けじょうほうしょ)の喩え、というものがあります。 砂漠を隊列をなして渡っている時、諦めの気持ちが出てくると指導者が、皆の気持ちを高めるため 城を出現させます。「とりあえず、あそこまでだ!」と幻の城を出現させて導くのです。
こうしていくつかの幻の城を見せ、最後の目的地に至らせるのです。 それが幻であれ、目的となって先に進む力と希望が生まれ出るからです。 例えば、家族レベルでは、皆が喜ぶ事が目標になります。その意味では旅行などは格好の城です。 旅行は、空間的に身を別の離れた位置に置くことで、新たな気の巡りが始まり、心身共に調律される という効果もあります。 家族の輪がちょっと・・・・という時など、 とにかく、「今年の夏は、どこどこに旅行だ!」と大言するのです。 そして大言は、キチンと実践しなければなりません。 小さい子供を持つ親などは、毎週末のように家族サービスよりも、その時間とお金を普段から 積み立てておいて、 ドンと一気に、その時、遠慮なく使うのです。その方が効果が高くなります。 そして、その時の記念写真などは、飾っておけば、次の旅行の励みにもなります。 付随していえば、ポスターや写真などの飾り物は住む人の心象に大きく影響を与えます。 基本的に3点です。
・仏壇や神棚のある仏間には、ご先祖の写真
・家族の集まる居間には、家族が楽しかった思い出の写真や絵画(花・風景など)
・寝室には、夢とする写真(風景・波や空)や絵画 がベストです。 旅行嫌いな一人暮らしの人は、ご褒美となる城は、物でも構いません。 常々欲しい、と思っている物を書き出し、例えば 「この通帳の預金が50万になったら、欲しかった机を買うぞ!」 でも良いのです。 どうぞ、ワクワクする楽しい自分なりの幻の城を、日々の生活の中に、造り出してみてください。 これこそ、あたなだけの、あなたの家族だけの、ミラクル(奇跡)となるに違いありません。
この講座には、多くのあるべき姿を記しています。時として、そのあるべき姿が高邁な理想 として感じる方もいるかもしれません。 しかし、実際はこの物理空間においては、1歩1歩、本人の「気づきの積み重ね」でしか 何も変わらないのです。 チャネラーや霊能者がドカンとあなたの運気を、一気に変える事はありません。 そこに心を依存させては、莫大な時間とお金を浪費し、罪障を積むだけです。 それだけに、日々の1歩1歩です。それは、とても刺激の少ない、つまらないものかもしれません。 だからこそ、幻の城があって良いのです。この物理空間が創生された意図もそこにあります。 物という幻の城を通して、人が磨かれれば、それは地球創生の本願でもあるのです。
・ メリットノートには、様々な工夫をしています。本項に関連して、例えば 時間管理の項目シートには、下記
のように「vision]欄が1行あります。ここは難しく考えずに、上に記した通り、ワクワクする目標を記して下さい。
・トップ画像は今年の夏、海岸の砂浜で撮ったものです。おそらく犬の足跡ではないか?と (SAS総目次 へ)
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