「破壊」は「八開」に通ず(挑戦という美徳) | |
既にお気づきのように、度々、この講座に出てくる言葉が「異質の混在する地球」という言葉です。 それをミクロ・マクロ、生命現象、時間軸とそれぞれの視点から解説しています。 そして、だからこそ・・・、人にあっては、 「関係」が生まれ「優しさ」が大切なのだと・・・ しかし、その「優しさ」の裏には、己の犠牲をも厭わない、 不惜身命・不退転の力強さなくして決して成立しません。 それは現在の地球次元が未だ途上の段階にあり、 必然的に、均衡と不均衡・善と悪・惰性と精進という対立が生じ、 まさに「修行」のフィールドとして存在しているからです。 惰性に流れるか、いよいよ心魂に磨きをかけるか、その 「チャンスを頂いている」 といってもよいでしょう。 社長であろうが、主婦であろうが、子供であろうが、霊能者であろうが、 どんなレベルの人であろうと、その境涯に応じて万人が、「チャンスを頂いている」のです。 「チャンスをいただいている」貴重な一瞬一瞬の積み重ねが、人の「一生」だということです。 ですから、 チャレンジ(挑戦) ということが、この地球次元では貴ばれ、美徳として位置するのです。 こういう状況の中で、人がひとたび、何かにチャレンジしようとすると、どうなるかというと 百人百様、その人にとって最もクリアしなければならない壁にぶつかるようになっているのです。 ある人は、そこで「協力(Cooperate)」ということを学ばされます。 ある人は、そこで「犠牲(Sacrifice)」ということを学ばされます。 ある人は、そこで「あけわたす(surrender)」ということを学ばされます。 ある人は、そこで「感謝(Thanks)」ということを学ばされます。 そのように神仕組みされているのです。 にもかかわらず、この壁を回避したとき、運動はスパイラルサイクルしますから、 銅線コイルのように因果が増幅され、より大きな壁として、いづれその人の前に再び現れるのです。 例えば、ある人が、宅建の試験に挑戦(チャレンジ)するとします。 その人が自己中心的であれば、 そこに、合格を目指して、苦手な、友と協力しあわなければならないという壁が現れ・・ その人に「○○のために勉強してあげてる」という意識が強いと そこに、苦手な、「自己丹力の修練」という壁が現れ・・・・ という風になっているのです。 そういう仕組みで「壁」が現れますから、その壁というものは、最もキライな状況でもあり、 本人にとっては、とても苦しいものです。 しかし、「壁」と思った時こそが実相から見ると「チャンス」そのもの、 あなたを生涯、苦しめてきた呪縛を解き放つのは、その時しかないのです。 それは「破壊を八開」に導く、入口なのです。 つまり「なーるほど、これかっ」という瞬間でもあるのです。 そして、その「壁」は、智力をもってか、関係をもってか、情をもってか、それぞれの気づきによって 堂々巡りを脱却するに相応しい打開策も必ずセッティングされているのです。これが天の配慮です。 ですから、こういう時こそ、 ・外には、他人の言葉に耳を手向(たむ)けてください。 ・内には、自己を内省して下さい。 そして、「時間・空間・エネルギー・志向性」という4方向から問い返してみて下さい。 ちょっとした気づき・ヒントが隠されています。 全ては、あなたの姿勢にあります。あなた自身で越えてこそ意味があるのです。 あなた自身・あなたのソバに答えがあるのです。そこに気づいて下さい。 「神仏は貴し、神仏は頼まず」(宮本武蔵)この姿勢です。
先の宅建を目指していた人は、 「もうダメじゃやないか、土台むりなんだ・・・ って、イヤになるんだよね〜、でもね、とにかく、前に進まなきゃ と思って、合否は意識しない、1日1時間半だけでイイ と勉強のスケジュールを無視して時間制にしたんだ。するとね、とにかく 気が楽になったんだ。無理な不安も消え、学びを楽しむようになったよ」 彼は、中途挫折の壁を前に、「智慧」を働かせたのです。この智慧に気づいたのです。 すると「どうしてこういう法規があるの?」というような本質を問う方向へ動いたのです。 そこにはもう合否は関係ない世界があるのです。スタディの醍醐味を感じるようになったのです。 たとえ合格しなくても、壁が崩れれば全てが「八開」へ始動するのです。
あなたは今、何かにチャレンジ(挑戦)していますか? ぜひ、趣味でも、資格でも、習い事でも、ブログでも・・・ 「はい、○○にチャレンジしています」 と言える何かに取り組んでみて下さい。必ずや壁が現れます。 その時こそ、あなたの魂に内在する四魂(荒魂・和魂・幸魂・奇魂 ※詳しくはココ)が力を発揮し、 「徳」が積まれていくのです。
(SAS総目次 へ)
|
|