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不倫(浮気)を許してはならない(不倫は日常イズムを簡単に崩す)

 

安部浩之作品No,110823
                      文,illust.Kohsi

 

前項「離婚とは」で、離婚調停の申立理由ランキングの、第1位が男女共に「性格の不一致」

であることを伝えました。

では、2位は何でしょうか?それが「不倫(浮気)」です。

1位の「性格の不一致」というのは、性の問題であったり、趣味の問題であったり、

習慣の問題であったり、極めて漠然としており、様々な要素を含んでいますから、具体的な「離婚理由」

としては、「不倫(浮気)」となるでしょう。

この不倫については、本講座では

  ・感性の復権

  ・生命波形

でも少しく触れましたが、大切な項ですから改めて確認したいと思います。

 

「感性」ズレまくり

これはあるテレビドラマの1シーンです。

浮気を続けていた妻が、ある些細な事件がキッカケで夫にバレます。

 ・夫(やさしく)「一体、何があったの?」

 ・妻「わらないの〜」

 ・夫「わからないって、どういう事?僕も自分を見つめ直したいと思ってるんだ」

 ・妻「だから解らないの」

 (無言の中、妻が涙を流し始める。画面では浮気相手の姿と夫の姿が交互に・・・約20秒)

 ・妻が少々投げやりだった口調から一変して静かに落ち着いて語り始める。

  同時に優しいクラシック音楽がバックに流れ始める

  「いけない事だとは解っていたわ、

   何度も何度も彼(浮気相手)の姿をかき消そうとした・・・・

   でも私には出来なかった。

   あなたは私にいつも優しくしてくれたわよね、

   あなたは、いつも理想の夫だった。でもね、彼の姿は・・・・・・・・・(中略)

   私はね、私らしく生きていたいの・・・(後略)」

どうでしょう?、テレビドラマによくありそうなシーンです。

禁断の浮気とは知りつつも・・・・の世界です。

古今の小説も脚本も映画も、こういう素材に溢れています。

微妙にシチュエーションを変えながらも、この心の葛藤を、話題の女優・男優が演じ、

視聴者は、「私にも、もし、そういう人が現れたら・・・・」とあらぬ夢に酔いしれる。

さて問題は、このドラマの

優しいクラシック音楽がバックに流れ始める

です。これは完全に不倫をした女性の言葉なり行動に憐憫を注ぐ構成に仕上がっているのです。

これを定期的に見せられれば、多くの人は、

「人の心はつかみ所の無いもの、世には不条理な不倫も、時としてありうること」

となり、

「あってはならない事・ゆるせない事」

とはなりません。

ついには、「浮気は男の甲斐性」という妙な言葉まで生まれます。

有名な占い師、細○和子はテレビで「浮気のひとつでもできないような夫では、仕事も駄目でしょう」

とスッパリ、また、ある男優は「不倫は文化」とまで言ってのけました。

もう、ここには結婚の意義も、夫婦愛もない、メチャクチャな世界です。

この世で最も輝かしいものは、何と言っても「愛・愛情」です。

  「愛を軸として、夫婦愛を育み、その結実としての子を祝い、助け合いの家庭を築く、

     この構図を見て子は成長し、さらなる夫婦愛の核を育てていく」

ここが原点です。しかし、現代の風潮は、この根っこをやすやすと踏みにじっているのです。

不倫により、夫婦愛の根っこが崩れるから、当然、全ての生活がバラけてしまうのです。

特に、不倫の因果は、どこに現象として現れるか?

というと、弱いところに負荷がかかるようになります。

というよりも、バランスが崩れるので、必然的に地盤のゆるいところ、弱いところから崩壊します。

つまり、子どもです。子どもの病気・非行・精神疾患・進路・縁事・・・

このあたりがバランス力を失い、願いが通らなくなり、乱れ・・・・最後には家族が離散します。

このサイトで、さんざん課題としている「日常イズム」をいとも簡単に崩すのが、この「不倫」です。

家庭が崩れるから、日常イズムどころではなくなるのは当然です。

「浮気」していて「日常を大切にする」なんて成立しません。勇気を持って、即、断ち切る事です。

そして、夫婦間で「不倫」は絶対にあってはならない事と互いが堅く認識することです。

「浮気」を許し合う夫婦などあってはならないのです。

悲しいかな、現代は

「愛なんて、あてにならない、クズみたいなものダ、最後には金がものを言う」

となっているから、

「パワー全開で、バンバン稼いでいるから浮気ぐらい目をつぶってくれよ!」

で「浮気は男の甲斐性」という言葉が正当化されるのです。

戦後、大和の心を無視し、義理人情よりも金を優位に突き進み、金さえあれば豊かになれる、

と錯覚した輩が、この「たわけた言葉」を生み出したのです。逆です「最後には愛がものを言う」です。

●その因果

さて私達は先祖があって命を頂きました。先祖の因子は物理的(陽)には遺伝情報として伝承され、

精神的(陰)には、上位次元の御魂の守護(3本目の遺伝情報)として働いています。

共に連綿として双方向の作用を微細に及ぼしながら連動しています。

具体的には目に見えないだけで、日常生活の隅々に至るまで、この加護とも言える情報連鎖の

仕組みが働いています。

しかし「不倫」は、この流れを一気に乱し、断ち切ってしまいます。

当然です。「混在する生命現象と愛の関係」でも記した通り、夫婦の遺伝情報を愛情で攪拌して

次世代を育むという仕組みが、遺伝連鎖の正常な仕組みですから、不倫はいとも簡単に

この流れを止めてしまうのです。いえ、止めてしまう、というよりも阻害してしまうのです。

「バレなければイイ」、または「私に、バレないように上手く、してくれればOK!」

とする発想がありますが、とんでもない事です。

不倫は体に刻まれ、遺伝情報にメモリーされ、他の正常な情報まで乱します。守護する先祖の御魂も

「コイツ、ダメだ」

と、血を汚し、家族愛を乱す者として認定され、守護を手放します。

それだけではありません。不倫により、様々な破壊力を持った生き霊(思念の塊)が飛び交うことに

なります。

結局、こうして陰に陽に乱れ、暗雲漂い、運気を良くするどころの話しではなくなるのです。

 

また、この問題は根が深く、地上人を操る格好のエサになっており、魔性は、ここにつけ込んできます。

例えば、古今東西、偉人・英雄の影に色があり、ここから切り崩し、全てを奈落の底へ落とそうとします。

「英雄、色を好む」という言葉ありますが、

「英雄、色の餌食(えじき)になる」

と言った方が的確かもしえれません。

だから、偉業をなし、バイタリティーのある人は性も強い・・・というのは、ふざけた俗説です。

節操もなく手あたり次第、色を好む者を英雄とはいいません。「鬼畜」というのです。

本当の英雄というものは、色をチラつかされても節度を持っているのです。

魔性は最後の一撃として、ここを狙ってきます。偉業を為そうとする人ほど巧妙に仕掛けられます。

また、ここをねらい打ちしようとする影の集団もあります。

ですから、不倫を軽々しく考えてはいけません。

 ・不倫は、バレようがバレまいが、いとも簡単に家族を崩壊させます。

 ・不倫は、末代にまで及びます。

そのことを重々、腑に落とし、魔性がつけ込むスキのない日常を構築すべきです。

宜しくお願いします。

 

 


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